公共資本主義 その1

友人よりJR東海のウエッジという月刊誌に掲載された原丈人氏の公益資本主義についての記事を紹介されました。

日本は1997年ビジネスラウンジテーブルにより株式第一主義が唱えられ、2014年伊藤邦雄氏、竹中平蔵氏らのプロジェクト等が進められ、2014年経済産業省コーポレートガバナンス改革に至って、米国を模範した株式資本主義が全面化し、株主の優遇化が図られた。2010年~2019年の法人の純利益の伸び222.9%、配当の伸び222.5%、従業員報酬の伸び4%と日本は株式資本主義がの方向に舵がきられており、経済格差の拡大があらわになっている。原氏は「会社は株主のものでなく、会社を成功に導くために協力する仲間である顧客、従業員(社員・経営陣)などの社中のもの」という認識のもと格差社会を批判し公益資本主義を唱え活動されている。アメリカでは株式資本主義の本家であった。2019年以前、GE,HP,Xrox,Duponなど大企業などはアクティビスト、ヘッジファンドの餌食になり大打撃をうけていた。原氏は2019年3月ハーバード大、MITで講義をし、公益資本主義を唱えた。2019年8月アメリカ主要企業のCEOが集まりビジネスラウンドテーブルが開催されが、公益資本主義が紹介された。2020年1月には世界的にもダボス会議でも公益資本主義の社中分配図が公表された。2020年9月、原氏 危機管理会社法制会議議長に就任。

 

 

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